11月1日、岡山大学と岡山大学研究協力会との連携により、岡山大学に在学中の外国人留学生と県内企業との交流イベントを開催しました。
本イベントは、県内企業の魅力発信や認知度向上の他、留学生と県内企業との相互理解を深めることで、留学生の就職活動への意欲を高めるとともに、県内企業における外国人材を活用したグローバル展開やイノベーション創出を促進することを目的としています。
当日は県内からものづくり企業を中心に9社、岡山大学の外国人留学生約40人が参加。各企業から事業内容についての説明を行った後、各テーブルに分かれて座談会を行い、約3時間にわたるイベントは盛況のうちに幕を閉じました。
参加した企業からは、「少子高齢化が進む中で外国人材の獲得を強化したいが、留学生と直接話せる機会はめったにない。留学生は日本人学生とは異なる観点を持って就職先を探していることがわかったため、今後採用の仕組みを見直したい」と話がありました。また、参加した留学生からは、「本イベントへ参加したことで視野が広がった。自身の専門分野を生かせる就職先が県内にあることがわかった。次回もぜひ参加したい」と感想が寄せられました。
岡山大学は、文部科学省「日本留学海外拠点連携推進事業(東南アジア地域)」に採択されており、東南アジア(ASEAN)地域からの留学生数を増やすための取り組みを行っています。今後もASEAN諸国をはじめとする優秀な留学生の地域定着を促すため、同様のイベントを企画していきます。
※日本留学海外拠点連携推進事業(東南アジア地域)
岡山大学は、平成31年度より文部科学省「日本留学海外拠点連携推進事業(東南アジア地域)」を受託し、5年間で、東南アジア(ASEAN)地域からの留学生数を1.5倍にすることを目標に事業を進めています。
これまで、岡山大学は、平成26年度に文部科学省受託事業「留学コーディネーター配置事業(ミャンマー)」に採択され、5年間でミャンマーからの留学生数を倍増することを目標として事業を実施しました。
平成30年度より事業の名称が「日本留学海外拠点連携推進事業」に変わり、対象地域もASEAN全域10か国へと拡大。現在、ミャンマーのヤンゴンとマンダレー、タイのバンコク、カンボジアのプノンペン、ラオスのビエンチャンに事務所を構え、これら5拠点からASEANの優秀な留学生獲得に向けて、事業に取り組んでいます。