Company interview 企業インタビュー

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株式会社システムタイズ

絆を大事にする岡山のIT企業!異業種にも挑戦するチャレンジャー・株式会社システムタイズ

今やどの業態にも必要となっているIT技術。販売や会計、業務管理などのシステムにアプリやホームページ、さまざまな分野で私たちの生活や職場を支えています。

株式会社システムタイズは、情報システムのコンサルティングから開発、運用・保守まで幅広いサービスを提供する会社として設立されました。しかし、最先端のIT業界で幅広いソリューションを提供する一方で、なんと、進学塾やパン工房まで経営するチャレンジャーです。

めまぐるしく進化するIT業界の中で異業種にまで参入する、その心は。

今回は大学生の景山さんが、人と人とつながり・「絆」を大事にする株式会社システムタイズのみなさんにお話を伺いました。

安定と挑戦!「システムタイズならでは」を求めて 株式会社システムタイズ ウェブサイト

★根木さん
専務取締役。経営戦略の立案・実行、事業計画の策定、管理全般を担当。社内の人材育成や働きやすい環境づくりにも貢献し、企業の持続的成長を支える。 

★谷口さん
営業統括部所属。営業担当として顧客獲得だけでなく、システムの運用・保守などの管理業務も行う一方で採用活動の企画立案も手掛ける。 

★景山くん
岡山県内の大学に在学中の大学生。NPO法人だっぴのインターン生として10月から参加、企業取材に挑戦中。 

絆を大事にする岡山のIT企業!異業種にも挑戦するチャレンジャー

主力事業はシステム開発、大手企業との連携で安定成長
システムタイズはどんな事業に取り組んでいるのですか? 

根木


法人向けのソフトウェア開発が売り上げの8割から9割を占める事業で、提案から設計、開発、運用、保守まで行っています。

この他にも、ホームページや動画の作成、紙の媒体チラシなどのデザイン・制作も手掛けています。 

開発するシステムというのは、たとえばアプリなどでしょうか? 

根木

そうですね、アプリの開発も手掛けています。スマートフォン用のものも作りますし、パソコン用のもの、クラウドやWeb上で動くシステムなど、ご依頼に合わせて何でも作りますよ。 

何でも!頼もしいですね。ところで、どんな企業からの仕事が中心になるんですか?

根木

当社は富士通のコアパートナーで、関連会社も含めて富士通関係の仕事がシステム開発の売り上げの半分ぐらいを占めています。あとの3割がベネッセグループ、2割が地元企業といったところですね。

 

システム開発というと、やはり入社するのはプログラミングなどスキルを持った学生なんですよね? 

根木

いえ、入社時には専門スキルは特に必要ないと思っています。実際、3割から4割ぐらいは文系出身です。理系も含めて5割から6割ぐらいがスキルを持たない未経験者なんですよ。

プログラムの開発だけが当社の仕事ではないので、プログラム開発が苦手な人には保守や運用を担当してもらいますし、システム開発の他にも営業や経理といった部署もあります。

入社時点で重要なのは、論理的思考力があることだと思っています。 

未経験でも、業務に支障はないのですか?

根木

新人研修を社内で2週間、社外で1か月半のざっと2ヶ月ぐらいしますし、興味をもって取り組んでもらえると未経験者でも伸びてきますので心配ないと思います。 

「塾にパン屋」多角経営にチャレンジ。なんと塾経営は15年継続
事業はIT関係一本なんですか? 

根木

実は、多角経営を目指し、塾の経営もしています。最近ではパン屋も始めました。 

塾にパン屋・・・!?なぜ異業種に参入しようと思われたのですか? 

根木

IT企業として自社の技術を活かしながら、新しい業種への可能性を模索してます。雇用機会の幅広い提供という観点からもチャレンジを続けていきたいと考えています。 

ITとは直接的には関係のない業種の中で、塾やパン屋さんを選ばれた理由はなんですか?

根木

パン屋は社内からのアイデアで始めたものなんです。

塾は社長が子供が好きだったから始めたと聞いています。2010年に開校したので、もう15年ぐらいになりますね。利益が出るまで10年かかりました。 

赤字経営から抜け出すのに10年間かかったとおっしゃっていましたが、赤字でもやり続けた狙いは何だったのですか? 

根木

子供の教育を途中でやめてはいけないと思ったからですね。塾生もすでに100名ぐらいになっていて。子供たちのことを考えるとやめるわけにはいかなかったんです。

今では、短期のプログラミング教室などを開校することもあり、当社のSEが教えています。 

子供たちのことを思って続けた結果、御社のIT事業とのシナジーも生まれてきたのですね! 
イベント企画や忘年会で社員の「絆」を構築
HPを見て表彰や社内イベントが充実してると思ったのですが、狙いはどこにあるのですか? 

根木

当社の社是は「絆」で、人を大切にする会社でありたいという思いをずっと持ち続けています。経営側としては、そういう「絆を深める場」を提供するのが我々の役目だと思っていまして、月に1回土曜日にイベントを開催しています。 

月1回の社内会議では事業報告やグループワークなどを実施し、ゴルフコンペ、マラソン大会、ソフトボール大会、BBQ、ボウリングのような体を動かすイベントも毎年開催しています。社内のコミュニケーションが活発になるような場の提供を心掛けています。

また、毎年12月には全社員が岡山本社に集まり、家族も参加OKで忘年会をしているのですが、その会が始まる前に、各管理者からの推薦があった社員に対して年間表彰をします。

北海道や東京、大阪、岡山にしても、ベネッセや富士通にいる人や、テレワークしてる人など、本社以外で本当にたくさんの社員が働いていて、普段会うのは10人から20人ぐらいなんです。そのタイミングでいろんな人に会って話をする機会になればと思っています。

未経験者でもIT業界で活躍する谷口さん きっかけは教育実習での成功体験
谷口さんが入社しようと思った理由やきっかけは何だったのですか?

谷口

実は、お恥ずかしい話、当初は企業研究など就活をちゃんとできておらず、希望していた業種でも2社ぐらいしか応募をしていなかったんです。

「これではいけない」と仕切り直す中で、以前教育実習で私が作成した動画や資料を「すごいな」と褒めてもらえたことを思い出し、「パソコンに触る仕事がいいのかも」と思ったことが大きなきっかけになったと思います。

そのときすでに就職説明会は終わってしまっていたのですが、社長は面接の機会を設けてくれました。ITが今後、世界で欠かせない存在になるということ、その中でどのような立ち位置でシステムタイズが社会に貢献していくのかということ、そういった将来ビジョンを語ってくださいました。そのうえで、それについて私が何を考えているのか、その中で私がどのようにしてみたいか意見を求めてくださったことが印象深く、この会社で働いてみたいという思いに至りました。 

社長自らが傾聴してくれたことで踏み出せた1歩
現在どんな仕事を担当しているんですか?

谷口

私は営業職として入社して、現在は大きく三つの仕事を担当しています。

一つは顧客のシステムの運用や保守を定期的に行ったり、問題が起きた時の対応。これが私の売り上げのメインの業務になります。それから、他の営業社員の補助やかつての顧客への営業的な仕事、そして採用活動に関わる企画と説明会などへの出席、インターンシップの企画です。 

インターンシップはどんなことをしているんですか? 

谷口

受け入れ期間は5日間で、今はスマートフォンで動くクイズアプリの開発に取り組んでもらっています。

チームで実際の仕事の流れを模しながら作ってもらい、5日間で完成させてプレゼンテーションをしてもらいます。 

それは楽しそうなインターンシップですね。どんな仕事かも実感できますね。入社してから大変なこともあったと思いますが、どうでしたか? 

谷口

私は3年目まで営業だけを担当していたのですが、どこかに手詰まり感があり、成長できずに思い悩んだ時期がありました。元々、ITに対して素養がない状態で入社したので、自分に自信を持ちきれない部分があったのだと思います。

ですが、そんな苦しい時期、社長は積極的に話を聞いてくれました。それを励みに運用方針を自分で決めたりする中で少しずつ自信もついて、現在の「3つの仕事を兼務するスタイル」が出来てきました。

「あの時社長に話を聞いてもらえたことが、今につながっている」と、今でも感謝しています。 

働くうえでどんなことがモチベーション、原動力になっていますか? 

谷口

お客様に提供したソフトで業務が改善されたり、できなかったことができるようになったり、「パソコンが壊れた」と連絡を受けると当然すぐに対応しますよね。すると「助かりました」って言ってくださる。それがすごく嬉しいんです。

私はSEではないので、ソフトの開発などの物づくりではお客様に貢献はできません。しかし、コミュニケーションの中で、自分なりに調べて工夫してお伝えしたことが、誠意と共に伝わってお客様の助けになるんです。これがモチベーションですね。そういう小さな喜びの積み重ねがあるから、今も仕事に取り組めているのだと思います。 

どんな人が活躍されていますか? 

谷口

やっぱりITへの興味が強く、わからないことは調べて追求していく人が活躍していると思います。そういう人が本当に頼られる先輩やSEになっていくはずです。この業界は1年経つとガラッと変わってしまうので、私もアンテナを高く張って頑張っていきたいですね。 

アンテナを高く!好奇心を持って取り組もう
最後に伺わせてください。これからの学生が社会にでる上で大事なことはどんなことでしょう? 

根木さん・ 谷口

谷口さん:今は何が起きるか本当にわからない世の中になりつつありますよね。だからこそ、それを楽しんで、何かを提案したり、好奇心を持って取り組める人が求められているのだと思います。不確定な中でも、自分で目標を立てられること、どうなりたいかしっかり考えて自立できることも大切な要素だと思いますよ。

私としては、月並みですけど、優しい人、明るい人、人の痛みがわかる人、寄り添える人と一緒に働きたいなって思いますね。

そして私自身の反省も含めて、アンテナを高く貼ってちゃんと情報収集することが大事だと思います。 

根木さん:どんな局面においてもコミュニケーション能力は必要だと思います。

仕事では、チームでの協力やお客様とのやり取りなど、人との関わりが欠かせません。最近社内で「ほめ合い」を行いました。相手のいいところを見つけて伝えること、自分の強みをアピールすることは、一見簡単そうに見えて意識しないと意外と難しいものです。コミュニケーションは単なる会話ではなく、信頼関係を築き、チームの力を引き出すための重要なスキルです。日々の生活の中で「伝える」「認める」「受け取る」力を意識しながら、自分の可能性を広げていってください。私たちも、そんな皆さんと一緒に成長できることを楽しみにしています。 

お二人とも、お忙しいところ本当にありがとうございました。 

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