Company interview 企業インタビュー

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システムプロダクト株式会社

ものづくり企業を支えるITパートナー

製造ラインに溢れる膨大なデータを分析し、在庫状況や生産計画を自動で最適化する。さまざまな業務を見える化し、正確に動かしてくれるのは、人ではなくシステム。

こうした「目に見えない仕組み」が社会のあらゆる場所で働いていることに、私たちは日常のなかで気づきにくいかもしれません。しかし、その裏側には、企業の業務を深く理解し、使う人に寄り添った仕組みを設計するエンジニアたちの力があります。

そんな専門性の高い現場を大学生・ゆうかさんがじっくりと話を聞きました。

システムプロダクト株式会社ウェブサイト

★瀧岡 尚子(たきおか なおこ)さん
システムプロダクト株式会社取締役副社長。最近の楽しみは、子どもたちを寝かしつけた後、ゆっくり昔の偉人の漫画を読むこと。仕事をしている時間も大好きで、業務の効率化にも注力する。仕事でも子育てでも、充実した毎日を過ごしているそう。 

★吉富 信平(よしとみ しんぺい)さん
システム開発部1グループ。趣味は、豆を挽いて淹れるコーヒー、カフェめぐり、美術館や博物館めぐり、キャンプ、アンティークショップでの買い物、バレーボールなど。多趣味なおかげでプライベートも充実しており、オンオフの切り替えもできている。 

★ゆうかさん
岡山県倉敷市出身の2回生。経営学部経営学科で勉強中だが、将来の就職先についても少しずつ考え始めている。文系の業界を中心に企業研究を少しずつ始めているが、最近になってIT関係の企業にも興味がわいてきたところ。

業務をもっとスマートにする技術者集団

人の手では追いきれない数千の取引をシステムで解決
どんな事業に取り組んでいますか? 

瀧岡


システムの設計から構築、運用までを一貫して手がけ、「業務の頭脳」として、日本のものづくり企業を支えています。製造業を中心とした企業向けに、生産管理システムや販売・仕入・受発注管理を担う基幹システムなどの受託開発を行っています。

システム開発だけでなく、サーバーやPC、ネットワーク機器、プリンターなどの手配やセキュリティ対策までを幅広く対応し、システムが安心して使える環境づくりをサポートしています。

基幹システムや、受託開発って何ですか?

瀧岡

基幹システムとは、樹の「幹(みき)」という漢字が入るように、様々な働きをしている複数のシステムを繋げる土台のような部分のことです。

受託開発は、簡単に言えばオーダーメイドのシステム開発ですね。「こんなシステムがほしい!」と依頼を受けてから、システムを構築していく仕事の進め方です。 

システム開発では、具体的にどんな企業との取引があるのでしょうか?

瀧岡

取引先は、自動車関連の部品メーカーが中心です。車は何千個という部品でできており、当社はドアのバンパーやエンジンなど、各パーツを製造するたくさんの企業様と取引があります。そのほか、農機具メーカーや食品メーカー、運送業、製薬会社など、幅広い業種からご依頼をいただいています。 

様々な企業さんとの繋がりがあるんですね。例えば、部品メーカーさんとの場合だと、どのようにお役に立てていると感じますか? 

瀧岡

企業は決算書という“お小遣い帳”のような記録をつくる必要があります。ただ、製造業の部品メーカーでは、売上や仕入、請求、支払といった業務が大量に発生するのです。たとえば、部品の元となる原材料を購入するときは、注文を出して、納品(その商品が届いたこと)を確認し、支払いを行う必要があります。

その取引件数は数百、数千にも及び、人の手だけでは管理が追いつきません。そこで、正確で効率的な管理ができるよう、業務を自動化する仕組みをつくります。

「企業のお小遣い帳」をつくると思うと分かりやすいですね!お金の管理だけではなく、ほかのシステム開発もするのでしょうか? 

瀧岡

システムは物や人の動きも幅広く支えています。たとえば工場では、数百人の作業者が「その日にどの部品を何個生産するのか」を理解していなければ作業が進みません。

指示のもとになる生産計画をつくることも、システムが担う役割です。在庫や人員配置など、現場のあらゆるデータを見える化し、連動するシステムをご提案しています。 

オーダーメイド開発ではコミュニケーションが大切
仕事のなかで特に重視してることは何ですか? 

瀧岡

最も大切にしているのは、お客様の役に立つことです。そのために、丁寧なコミュニケーションを重ね、顔を合わせながら進める姿勢を重視しています。

いくら技術力が高くても、お客さまの気持ちや意向を無視しては信頼にはつながりません。求められるシステムのレベルも、高級志向の方からシンプルで十分という方までさまざまです。お客さまの“ちょうどいい”を見極め、ニーズに合ったシステム開発を心がけています。 

確かに、オーダーメイドなら、意向をきちんと把握しないと求められているものはできませんよね。

瀧岡

そうなんです。全課題をシステム化すればよいわけではありません。たとえば「部署間のコミュニケーションをもっと円滑にできるシステムがほしい」という希望があった場合は、システム以前に社内のコミュニケーション環境の改善が必要ではないかと考えます。他にも、「社内で使用するオリジナルソフトがほしい」という希望に対して、パッケージソフト(オーダーメイドではない既製品のソフトウェア)の方がリーズナブルで効率的に準備できるとお伝えすることもあります。

予算や優先度を踏まえ、ITの観点から最適解を提案するのが私たちの役割です。当社社員は文系・理系に関係なく、人柄を大切にし、お客さまに寄り添う姿勢を重視しています。

製造業の成長と共にある
身の回りにある様々な業種の企業のなかで、システムが活きているんですね! 

瀧岡

私たちのシステムは日本のものづくりを裏側から支える存在です。自動車や農機具などの製品がよく売れて、製造業が好調なときは、システム導入のご相談も増えます。

お付き合いのある企業が元気だと、私たちも嬉しいんです。これからも様々な企業と一緒にものづくり業界を盛り上げていきたいと考えています。 

今後、力を入れていきたい取り組みがあれば教えてください。 

瀧岡

今後はAIの活用を本格的に進め、段階的に導入していく予定です。また、新規事業立ち上げも目標にしています。一つの案としては、ITの視点から現場の悩みを解決へ導く「IT系プチコンサル」としてお役に立てる能力も強化したいですね。単なるシステム開発にとどまらず、企業の中でAI活用の可能性を広げるレクチャーをするような動きができればと構想しています。

AIが進化しても、課題整理や調整といった工程は人にしかできない部分です。そこを強みとした事業展開を描いています。 

ありがとうございました!業務内容のお話も詳しく教えていただき、IT業界に興味が湧きました。

大卒文系プログラマーの吉富さん

一つの仕事に最初から最後まで関われる環境を求めて
次に吉富さんにお話をうかがいます。現在担当している仕事について詳しく教えてください。

吉富

現在、企業が既に使っている基幹システムの改善や、新しい機能の追加を担当しています。主に自動車部品メーカー向けに、受注・発注や作業工数(作業そのものの回数)などを管理するシステムを、より使いやすく分かりやすく作り直す業務を進めています。 

どんなふうに作り直されてるんですか?

吉富

古いプログラミング言語で作られているシステムを、今後も使い続けられる新しい言語へと書き換えています。システムの働きや仕組みはそのままに、Visual BasicからC#というプログラミング言語に移行する作業を進めているところです。

プログラミングの世界は日々進化しています。言語が古いままだと、新しい機能に対応できなかったり、その言語を使える人がいなかったりするので、新しい言語に書き換える必要があるんですね。 

入社しようと思った理由は何でしょう?

吉富

設計から開発、運用、保守まで一貫して関われる点に大きな魅力を感じたからです。大企業でのシステム開発はシステムの一部分だけを担当し、全体像がわからないまま作業することも多いと聞きますが、それではやりがいを感じにくいと思ったんです。

その点、ここではお客さまと直接話しながら、「何を作っているのか」を理解したうえで提案までできるんです。最初から最後まで関われる環境を求めて就職活動をしていた自分にとって、理想的な職場だと思いました。

IT企業をめがけて就活されていたのですか? 

吉富

はい。大学在学中、ワーキングホリデーで1年間海外に行こうと考えていましたが、コロナウイルスの流行と重なり断念しました。しかし、その辛い出来事がきっかけになり、場所を選ばず働くスキルが身につくITの仕事に興味をもったんです。また、大学の授業で触れたプログラミングがとても楽しく、IT分野に進む決心がつきました。 

でも文系なんですよね?

吉富

はい。もともと文系でIT知識ゼロからのスタートだったので、専門用語や技術を一つずつ習得していく段階では苦労しました。ただ、研修期間があったり、先輩方が教えてくださったりするたび、着実に理解度が深まっていく実感もありましたね。

そんな吉富さんならではの強みって何でしょうか。 

吉富

先輩方からプログラムの方法だけでなく、根底にある考え方も同時に教えていただけたことが強みです。今やAIがプログラミングをしてくれる時代ではありますが、AIが生成した複数のプログラムを連結させると、高い確率でエラーが出てしまいます。方法論だけ学んだ人はエラー部分を見つけられない場合も多いそうです。基礎から丁寧に学んだからこそ、エラーが出る「理由」を見つけ出す能力が自分に備わっていると考えています。 

システム設計はデジタル上の建築物
現在では、どんなことが働くモチベーションになっていますか? 

吉富


システムの動作が綺麗に決まると達成感があり、それがモチベーションにつながっています。直前の案件は、他社が作った大規模システムの改修でした。

他社が作ったということは、自分ではない誰かが作ったシステムを直すということです。複雑に絡み合ったコードの意図を一つひとつ読み解きながらの作業で時間もかかりましたが、最終的に思い通りに動いた時は大きな達成感がありました。 

目標にしている先輩はいらっしゃいますか? 

吉富

とある先輩とお客さまとの打ち合わせに同行した際、相手の要望を正確に理解し、その場でより良い方法を提案する姿に強く惹かれました。

「こんなシステムを開発してほしい」という依頼に対して、先輩は「その機能なら、今あるシステムを応用してカバーできます。むしろ新規システムを入れてしまうと入力の手間が増えてしまいます。既存システムを見直してみましょう」という提案をしていたんです。

新規開発にこだわらず、業務効率まで見据えた判断が瞬時にできるところが本当にすごいと感じています。 

吉富さんの今後の展望を教えてください。

吉富

今はプログラミングする作業が中心ですが、徐々にお客様対応へも挑戦したいと考えています。まずは案件の一部分を任され、設計から完成まで責任を持って対応できるようになることが目標です。

将来的には、小規模案件ならヒアリングから納期調整まで一通り担当し、お客様と直接やり取りできる存在へ成長していきたいと思っています。 

悩むべきタイミングで悩めばいい

さいごに、学生たちにメッセージをお願いします!

吉富・瀧岡


吉富さん:将来のことばかり考え過ぎずに、まずは“今を楽しむ”ことが大事だと思います。ワーキングホリデーに行こうとしていた年にコロナが流行して行けなくなったのは、自分の中ですごく大きな出来事でした。半年くらい引きずって落ち込んで…。だからこそ、興味を持ったら早めに行動したほうがいい、って今は思います。

興味があるなら、とりあえずやってみる。行動力が、将来の自分を助けてくれると思います。実はあまり興味がない大学の授業をとりあえず取ってみて、プログラミングに触れたことが今の仕事につながっています。

私はこの業界に未経験で入りましたが、それでもなんとかやれているので、焦らなくても大丈夫です。今は興味があることをどんどんやってみたほうがいいと思います。 

瀧岡さん:今しかない学生の時間を、ぜひ存分に楽しんでください。振り返ると、高校や中学生の頃が一番楽しかったなと思うこともあり、あの時期は本当に貴重です。世の中で活躍している方々を見ると、中学生ぐらいの頃からやりたいことを見つけて動いている人が多いと感じます。だからこそ、いろいろなことに興味を持ち、将来やりたいことを行動に移すのは早ければ早いほど良いと思います。行動の幅も広がるし、失敗もたくさん経験できますから。

私は就職活動が始まる大学生の時期になってやっと、「あれ、自分は将来何をしたいんだっけ?」という状態でした。早くから動くほど選択肢が広がり、挑戦できることも増えるので、興味を持ったことには積極的に向き合ってみてほしいと思います。

瀧岡さん・吉富さん、本日はありがとうございました! 

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